育毛と発毛の違い
育毛と発毛の違い
薄毛や抜け毛に悩む方は、頭皮のケアで育毛剤や発毛剤を利用されている方も多いと思いますが、育毛と発毛はどういった違いがあるのでしょう？
発毛は脱毛してしまった頭皮から髪の毛を生えさせることです。毛母細胞を活性化させ、毛根から再び髪の毛を成長させていきます。
それに対し育毛は、現在ある髪の毛を育てることで、頭皮環境を整え、脱毛を予防し健康な髪に育てていくことを目的としています。
育毛剤は直接薄毛が改善されるものではなく、髪の毛が細くなるのを防ぎ抜け毛を少なくするといった予防のために使用されます。
抜け毛の原因
そもそも抜け毛や薄毛の原因はいったい何なのでしょう？抜け毛や薄毛の多くはホルモンのバランスの乱れにあるとされています。
また男性と女性での原因は多く違っていて、男性の脱毛症として最も多く、特徴的なものがAGA(男性型脱毛症)になります。
ストレス、食生活、紫外線、遺伝や加齢が原因と考えられ、女性の場合もFAGA（女性男性型脱毛症）以外にびまん性脱毛症と呼ばれる
全体的な薄毛・抜け毛も多くみられ、分け目や頭頂部の皮膚が透けて見えるのが特徴です。
整髪剤などからの皮膚トラブル、過度なダイエット、出産後や加齢、更年期によるホルモン変化、頭皮の血流低下などの原因が考えられます。
育毛剤や発毛剤の効果
効果には個人差はありますが早くても１ヶ月～半年程度かかります。
育毛剤・発毛剤の使用と共に頭皮の環境を良くすることが大切です。
パーマやカラーリングは頭皮に悪影響を与えるので控えましょう。
また紫外線は頭皮を乾燥させ、新陳代謝を低下させるので帽子などで紫外線対策が必要です。
毛母細胞を活性化するためには食事から必要な栄養素を摂ることや頭皮マッサージやツボ押しも効果的です。
自分だけではケアができないという場合には、育毛サロンや発毛クリニックに行くのもいいでしょう。
発毛に関するアドバイスなど聞くこともできるので、一度カウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。
薄毛には発毛剤
発毛剤には男性型脱毛症（AGA）の原因となる5αリダクターゼの働きを抑えるものや、
血管を拡張させて頭皮や髪に栄養分をしっかりと行き届かせる働きをする成分、成長期の毛根が退行期に移行することを防ぎ、
毛母細胞を活性化させるものなどがあります。
発毛剤には、このような成分を主に配合しているもの、すべてを配合しているものなどさまざまなものがあります。
その中から、自分の頭皮や髪に適した発毛剤を選ぶことが重要です。
発毛剤は医薬品となるため医師の許可のもと処方してもらうか薬剤師がいる薬局やドラッグストアでしか購入することができません。
男性型脱毛症（AGA）対策に使用される発毛剤の場合はミノキシジルやフィナステリドなど副作用の症状が出る可能性があるので、十分な注意が必要です。
～ あれ！？薄毛が気になりだしたら・・・ ～